主婦と生活社の料理編集部チーム 料理の本 by Shufu to seikatsu shaからスタートした
#料理本リレー。
以下、@ryourinohonさんより
『家で過ごす時間が増えている今、料理本を読んでおかずやお菓子を
作っている方もたくさんいるのではないかと思います。
私たちは、今すぐ使えるレシピを公開してくと同時に、
みなさんの生活を楽しくしてくれる料理本の存在も、
ぜひご紹介できたらと思っています。お時間のある方、
料理本が好きな方、ぜひ覗いていってください』
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今回、in-kyo店主・文筆家の長谷川ちえさんよりバトンを受け取りました!
喜んで参加しています、
好きな料理の本たちはたくさんあるのですが、今はこの3冊を。(敬称略)
①『なんだりかんだり』著者:千葉啓子
②『つなげていきたい二十四節気の食』著者:野崎洋光
③『大草原の小さな家』著者:L・インガルス・ワイルダー
東京から移住し、鳴子のあれこれを発信する活動をしておりますが、
その「根っこ」にあるものは「本質的な豊かさ」。
タラの芽の「タ」の字も知らず、柿がモリモリ木に実っているのを
見たこともなく、梅干しや味噌って手作り出来るんだ!?というくらい
東京では知らなかったことがあり過ぎました。
里山の食が素晴らしくて、今では食堂のまねごとをやっておりますが、
メニューを考える時、時に持ってもいないテクニックが必要な
メニューがよぎることも。
そんな時、「いやいや違う。そんなことじゃなくて里の季節をただ伝えればいいのだ」
と引き戻してくれるのが、隣町、岩出山在住だった故・千葉啓子さんのご本と
「鳴子の米プロジェクト」がご縁で来鳴子された言わずとしれた
ミシュラン獲得常連店「分けとく山 総料理長」野崎さんのご本です。
子どもの頃は近くの公立図書館で毎回貸出冊数MAXで本を読み漁る子でした。
中でも夢中だったのがE・ケストナー、A・リンドグレーン、
そしてこのL・インガルス・ワイルダーの「大草原の~」シリーズ。
「ベーコンの脂で香りをつけたフーフー言うほど熱いトウモロコシパン」だの、
「パチパチいう暖炉で焼いた鴨の丸焼き」などなど食事のシーンに
「なーにーそーれー???♥♥♥」の連続でした(笑)。
インターネットなんてもちろん無く、外国は本当に遠い知らない場所だった当時、
本の中の世界はワンダーランドでした。
今読み返してみても食べ物の挿絵なんて全然無いのにこんなに
鮮明に記憶に残ってるなんて。ネットでもTVでもなく、ただただ想像力。
ヒトの想像力ってやっぱりすごいよなぁ・・・と今しみじみ。
受け取ったバトンは、次のお2人に渡します。
①仙台、国分町の地で開店から約30年という素晴らしい居酒屋の名店
「一心」の女将,柳澤すみこさん。
②宮城県北、美里町北浦にUターン、奥様と2人3脚でお米作りと
素晴らしい野菜を育て、それらを使い自家製キッシュやタルト、
お惣菜の製造・販売を通じて新しい「農」の可能性に挑戦していらっしゃる
元シェフ「禾食や」齋藤貴浩さん。
お2人の選書、とっても楽しみです!